2018年02月06日

御朱印・元慶寺

このシリーズは、2017/12/30、京都の西国三十三所と都七福神の御朱印を頂きに行った分の最終回です
たっぷりひと月前の内容になってしまいました(^^;)
私はレンタルサイクルを利用して回りました
この日に行った神社仏閣は7か所です
今回は7か所目、西国三十三所の番外・元慶寺です

当初の予定に急遽加わった元慶寺
基本的に旅はプランを決めてそれを回りきる事が好きなのですが、元慶寺はアクセスがあまり良くなさそうなので、自転車を借りている間に回る事にします
また、一度通った事がある道には土地勘が出来ますし、急な対応も知っている道ならば大丈夫です
実は去年、延々と東海道五十三次を歩いた事がありましてw
今回も蹴上~御陵(日ノ岡)を通るのですが、ここは昨年5月に歩いた、旧東海道のラストスパートなんです!

前回の行願寺(革堂)からは約5.6km
自転車では35分で到着しました
最後は住宅地で迷いましたが、地元の方に尋ねてみると、「そこの細い道行った所だよ」と教えて貰えました
私は前の小道の脇にこっそり自転車を置かせて頂きました
駐車場もあるのに後で気付きました(^^;)

天台宗のお寺です
ご本尊は薬師瑠璃光如来
諦観10(868)年に僧正遍照によって建てられました
僧正遍照といえば、百人一首ですね
「あまつ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しはしとどめむ」
初めて作者を知った時に「坊さんかい!」とビックリしましたw
僧正って、僧官の最上位なのですが、世俗的だなぁ…と小学生ながらに思っていました
我が家は毎年親戚で百人一首をしていたので、触れる機会が多かったと思います
お風呂で覚えるシリーズの本が家にあったので、それで大体覚えましたね

(おかげさまで中学校の百人一首大会で2位になりましたが、以来正座で足がしびれる様になりましたw
以降、中学以降はこのシリーズの英単語に助けて貰いましたね!)
在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主と共に、六歌仙の1人としても有名です

では中へ
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都七福人の布袋さんを祀っている萬福寺に行った後だと、こちらも中国様式のお寺っぽいなぁとニヤリとします
境内は私が居てる間に計3人ほど出入りがあるだけでした
お参りをして、奥にある納経所で御朱印を頂きました
こちらは本堂とご詠歌
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「まてといはば いともかしこし はなやまに しばしとなかん とりのねもがな」

境内は狭いですが、花木も植えられていて、静かで落ち着いています
こちらは僧正遍照の歌碑
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天つ風の歌が書かれていますが、達筆過ぎて読めない……

掃除をされていたお坊さんが居たので、「門は中国様式ですか?」と聞いてみた所、「そうですね」で止まったので、自分で調べた所、
竜宮門という、中国・明朝の建築様式を取り入れたタイプとの事
京都三竜宮門の一つだそうです
うん、そこまで言って欲しかったので、私は書きます
是非訪れた際には、「おぉ、これが竜宮門か!」とじっくり見てから入って下さいね
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元々門の中には梵天と帝釈天が鎮座していた様ですが、今は京都国立博物館に出陣中との事でした
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因みに日本三大竜宮門は、江ノ島神社楼門(神奈川)、赤間神宮楼門(下関市・山口)、武雄温泉楼門(佐賀)です
私も家族旅行で赤間神宮に行った事があるので、そういえばあんな門だったなと思い出しました

西国三十三所番外は、
廃れかけていた西国三十三所を復活させた花山天皇か、
西国三十三所巡礼を最初に始めた徳道上人に関係のあるお寺です
元慶寺→花山天皇が、寛和2年(986年)19歳のときに出家し花山法皇となった寺。
法起院→徳道上人が晩年を過ごし、上人の廟がある。奈良県桜井市。
花山院菩提寺→花山法皇が隠棲し余生を送り、亡くなった寺。兵庫県三田市。
西国三十三所は順番通りに回る必要はありませんが、三十三所を巡り、彼らに思いを馳せるのも良いですね
私は一度行った所で無いと記憶に残らないタイプなので、
早めに行ってこうして調べながら書く機会を得られましたし、
今後はそういう歴史や興した人物等にも意識を向けて巡る事が出来ればと思いました

東海道の道まで戻り、懐かしい道を自転車で帰ります
三条河原町に自転車を返しに行くので、そのまま旧東海道のコースでしたが、改めてよく歩いたなぁと思います
日ノ岡の坂は自転車の方がキツかったです

河原町三条のホテルで自転車を借りましたが、当初の返却予定時間の17時までに返す事が出来ました
今後も時間を見つけて西国三十三所を回って行きます
posted by Ico at 21:08| Comment(0) | 御朱印 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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