萬福寺は中国様式のお寺である事と、可愛い御朱印、都七福神に惹かれてお邪魔させて頂きました
(都七福神は西国三十三所の六波羅蜜寺が弁財天を祀っているし、
今後何度も京都に訪れそうなので集める事にしました)
また、都七福神は日本最古の七福神めぐりと言われています
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前回の訪れた三室戸寺からは、徒歩40分程です
萬福寺の最寄駅は黄檗(おうばく)駅ですが、宇治駅まで戻る手間を考えても、健康の為に歩いて行くのも良いかもしれませんね
京阪もJRも通っています
こちらが萬福寺の三門(案内図には山門ではなく三門とありました)です
三門の横には碑があり
「山門を出れば日本ぞ茶摘うた」と書かれています
菊舎という俳人の詠んだ歌で、
この中国様式のお寺で異国情緒を堪能して出て来た所、
茶摘うたが聞こえて「あ、ここは日本か…!」と我に返ったという俳句です
私も最初は「中国行った事無いから、違いそんなに分からないけどなぁ…。確かに所々中国っぽい所はあるけど」という感じで観ていましたが、出てくる頃には「あ…そういえばここは日本だったな」と一瞬ふと我に返りました
不思議なお寺でしたね
ではいざ中へ
三門横には、開版(かいぱん:魚梆(この漢字は環境依存文字みたいなので、正しく表示されていなければすみません))…魚拓の原型と言われている物がありました
こちらの分は叩いても大丈夫ですが、奥の方にある本物は叩いてはいけません
境内は広々していて、見ごたえたっぷりです
案内に番号もふってあるので、それに従って回るのが良いと思います
御朱印は入って右奥の方で頂けます
こちらが都七福神の布袋さんが祀られている、天王殿です
その奥にあるのが萬福寺の本堂・大雄宝殿(だいおうほうでん)です
日本では唯一最大のチーク材が使われています
中にも入る事が出来、立派な仏像を間近で見られます
天井は蛇腹天井といい、蛇のお腹を連想させる波々になっていて面白いです
こちらも美しいですね
寺務所の方に行くと、有名な開版があります
こちらは現在も利用されていて、叩く事は出来ません
御朱印を書いて下さったお爺様曰く、魚梆に関しても、「かいぱん」と読むそうです
この写真の奥で御朱印を頂けます
こちらでは全5種の御朱印があります
私は今回が初めての都七福神なので、こちらで専用の御朱印帳を購入しました
可愛い柄が2種類、落ち着いた色味のシンプルな物が2種類用意されていました
御朱印帳には名前も入れて頂けました
綺麗な字で頂けると、自分の名前なのに自分のじゃないみたい…
更に奥には法殿があり、その前にも広場があります
広場を囲む様に椅子が置かれています
椅子の形も中国っぽいですが、徳川の紋が入っていたりと不思議な感じですね
萬福寺は普茶料理も有名です
中国風精進料理との事です
3名以上の予約になるので、友達の少ない私にはそこからが問題でもあります…
是非お友達や家族と堪能してみて下さい
中国のお寺等も、その内是非行ってみたいですね
行ってから再訪すれば、また今度は違った見方が出来るかもしれません

次回は年が明けてから、この後に訪れた醍醐寺編を書かせて頂きます
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